naofumi.igarashi

整胎ムスヒ  身体を醸す

時代や季節によって、常に変わり続ける身体のツボをつく

身体空間論

昨日どうにか自分で背部のハリを取れないだろうかと、夜布団に入りながら身体のアチコチを触っていた。

 

丁度、胸椎5番の動きが悪かったのでそこに響く処はないのだろうかと。

体操や脊髄行氣法をすれば抜けるのだが、めんどくさがりな私はもっと楽に出来ないだろうかという安易な考えだった。(笑)

 

 

そして、以外に簡単に見つかった。(笑)

 

前腕のある部分を押すと見事に胸椎5番に響く。しかも、その少し下を押すと胸椎6番に響き、少し横にずらすと一側、二側、三側とかなり細かい調整ができる。

これで急性の強い痛みがある方のお身体を診る時に体勢を変えずに調整が出来るので心強い。

 

どうして前腕でこんなに細かい調整が出来るのかと気になり、東洋医学の分厚い本を取り出し調べていると身体を空間的に捉えると前腕部分は上胸部にあたると書いてある。

上の例は空間論というのだが、身体は、部分は全身を表すというような相似象関係になっている。例えば足ツボや耳のツボで内臓を調整するのは皆さんがご存知で有名だと思う。

師の朱鯨亭の別所先生も手で全身を調整する。

 

空間論というのは面白い。これから研究していこうと思う。対応できる幅も広がるし、症状の遠因にも理解が深まりそうです。